
ア
- ABS樹脂
- アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの3成分からなる熱可塑性樹脂の総称。耐衝撃性強度、耐熱性、着色性、成型性に優れた樹脂。
電気器具、自動車部品、建材に使用される。
- アセテート
- アセテート(acetate) セルローズ(天然繊維)と無水酢酸を原料として製造される化学繊維。
- アセトン
- アセトン(acetone) メタクリル樹脂、メチルイソブチルケトン、ビスフェノールA等の原料やアセテート等の溶剤に使用される。
プロピレンを原料として製造される。液体。
- アミノアルキッド樹脂焼付塗装
- アルキッド樹脂を、メラミンなどのアミノ基をもつ樹脂で変成することにより得られるアミノアルキッド樹脂を塗布した後、高温で塗膜を形
成させる塗装。アミノアルキッド樹脂は、光沢、硬度、タワミ性、密着性、耐薬品性などのバランスがとれた塗料。家具など広く使用され
ているメラミン樹脂塗料もこの一種。
- アラスカヒノキ材
- アラスカからオレゴンにかけての太平洋岸に生育するヒノキ科の針葉樹。 心材は淡い黄色で年輪幅は均一。材には特有の臭気があ
る。ベイヒバ、アラスカシーダー、アラスカヒノキとも言う。
- アルマイト処理
- 陽極酸化皮膜を施すことで、アルミニウムの表面の耐食性や美観を高める処理。アルマイト(ALMITE)は商標名。
- アルミ
- アルミニウムの略称。軽く、腐食に強く、加工しやすい金属。展性、延性に優れ、鉄に次いで広い用途をもつ。
- アレルゲン
- アレルギーを引き起こす原因となる物質や環境要因の総称。
- EVA発泡体
- エチレン酢ビコポリマー(ethylene vinyl acetate copolymer) エチレンと酢酸ビニルを共重合して得られる柔軟性、弾力性に富んだ樹
脂。用途は酢酸ビニルの含有率によって異なり、包装資材、農業用フィルム、接着剤、一般成形品に使用される。
- EVA樹脂
- エチレンと酢酸ビニルの共重合体で柔軟性、弾力性に富んだ樹脂。それ自体でフィルム成形品に使用され、また他のプラスチックに
ブレンドして品質改良に使用される。
- 一体成型
- 合成樹脂を型に注入し、継ぎ目のない形状に加工すること。
- 鋳物
- 金属を溶かし、鋳型に流し込んで作った器物。複雑なものが作れる。
- HIPS樹脂
- ハイインパクトポリスチレンを参照。
- AS樹脂
- アクリロニトリル・スチレン樹脂(acrylonitrile styrene resin)略称AS/スチレン系共重合樹脂。
- HPL材
- 高圧ラミネート板。耐久性に優れ、表面硬度も高く、傷が付きにくいため汚れが簡単に落とせます。
- FRP
- FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチックのこと。繊維と樹脂を用
いてプラスチックを補強することによって、強度を著しく向上し、宇宙・航空産業をはじめバイク、自動車、鉄道、建設産業、医療分野等
さまざまな分野で用いられている。
- MDF
- 中質繊維板(medium density fibreboard)の略です。木材チップを繊維状まで分解し接着剤で固めた物。木材チップを使うために、残材
などがでにくく、加工しやすいのが特徴。一般的な家具・建材(ドア・枠材)などは大半がMDF材で出来ている。
- エラストマー樹脂
- 一般にゴム類のような弾力性の顕著な高分子材料をいう。架橋タイプ(天然ゴム及び合成ゴム加硫物)と熱可塑性タイプ(熱可塑性エラ
ストマー)がある。
カ
- カエデムク材
- メープル(maple) カエデ科の落葉広葉樹で、カナダ及びアメリカ合衆国東部に多く自生する。クリーム色の白っぽい材で、木肌は密で
美しい。材の硬さによって、硬質のハードメープルと軟質のソフトメープル類に大きく分けられる。
- カツラ材
- カツラ科の落葉広葉樹で、我が国特産種。辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い緑黄色。心材は褐色。年輪はやや明瞭。やや軽軟材
で、質は密である。加工は容易であるが、曲がり、よじれなどを生じることもある。材の保存性は低い。用途は、 器具材、造作材、ベニ
ヤ材、彫刻材、鉛筆材、碁・将棋盤、裁縫板など。
- 環境ホルモン
- 「環境ホルモン」とは、生体の成長、生殖や行動に関するホルモンの作用を阻害する性質をもっている化学物質のことで、正確には「内
分泌撹乱化学物質」と呼ばれている。内分泌系はホルモンとそれを分泌する内分泌腺からなっているが、どのようなホルモンでも、その
過剰や不足により病的症状を引き起こす。内分泌撹乱化学物質は、生体内でホルモンのような振る舞いをして本当のホルモンの働きを
撹乱して、生体の生殖や発育という基本的機能に障害を与える。現在、内分泌撹乱化学物質として70種類におよぶ物質が疑われてい
るが、これらの中にはポリ塩化ビフェニ-ル(PCB)やDDT、ダイオキシン類のほか、界面活性剤の成分であるノニフェノール、ポリカー
ボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料であるビスフェノールA、塩化ビニル樹脂の可塑剤に用いられているフタル酸エステルといった、現
在も広く使われているものも含まれている。
- クリアラッカー塗装
- 透明な塗料で仕上げ塗りをすること。
- グリセリン
- グリセリン(glycerine) アルキド樹脂、医薬、ダイナマイト原料として使用される。従来は石ケン製造の際に副産物として得られたが、現
在はプロピレンから誘導される合成グリセリンが主流を占めている。液体。
- クロームメッキ仕上げ
- 下地として使用され、表面にクロメート処理などを施して耐食性や外観を向上させて使用します。
- 綱板
- 板状に圧延した綱材。厚板と薄板があり、厚さ3mm以上を厚板という。
- 合板
- 木材を薄くそいだ単板を、繊維が直交するように交互に接着剤で張り合わせた板。ベニヤ板ともいう。
サ
- シナ合板
- シナノキ科の落葉広葉樹の薄板(単板)を何枚か、木目が互いに直交するように重ねて接着剤で張り合せた板。一枚板に比べ割れにく
く曲がり、よじれが生じにくい。プライウッド。
- ジャージー
- 細い毛糸で、メリヤス編みに厚く編んだ柔らかい洋服地。
- ステイン塗装
- 木材の塗装法のひとつで、木地に染料や顔料を浸透させて染めるが透明性があるので、木目を生かした仕上がりにできる特長がある。
- ステンレススチール
- 耐食性の優れた合金綱で、クロム18%、ニッケル8%の18-8ステンレスが代表的。耐食構造材などに使用される。
- セン材
- せん 【栓】(castor aralia) ウコギ科の落葉高木。枝は太く、鋭いとげが多いことから針桐(ハリギリ)とも言う。材は白黄色で、軽く軟ら
かく加工がしやすい。
- ソフトエッジ
- 家具の切断面を弾性のある合成樹脂で覆い、衝撃を緩和し、人体を保護するもの。
タ
- ターポリン
- クロロスルホン化ポリエチレン、防水布用帆布の一種。
- 突板
- 天然木を薄くそいだもの。合板に接着して天然木化粧板として使用される。化粧単板ともいう。
- TPE樹脂
- 熱可塑性エラストマー(thermoplastic elastmer) 常温ではゴム弾性を示すが、高温では可塑化され、合成樹脂加工機械で成形可能な
高分子材料のこと。主成分によってオレフィン系(TPO)、スチレン系(TPS)、エステル系(TPEE)、ウレタン系(TPU)、アミド系(TPEA)、
塩化ビニル系(TPVC)等がある。
- テトロン
- ポリエステル繊維の一種。テレフタル酸とエチレングリコールとの重縮合によって作られる。衣料、漁網、ホースなどに使用される。商
標名でもある。
ナ
- ナイロン樹脂
- ポリアミド系の高分子化合物の総称。絹に似た光沢をもち、強度の高い合成繊維として、また各種の成型品として広く使用されている。
- ノンフタル酸
- 環境ホルモンのひとつとしてリストアップされているフタル酸エステルを使用していない商品。
ハ
- バーチ材
- バーチ(birch) アメリカの東部に産するカバノキ科の広葉樹。心材は淡い紅褐色からクリーム色。木肌は緻密で表面の仕上がりは美
しい。家具材、キャビネット、内装パネル材、ドア、玩具、床材などに用いる。
- パーティクルボード
- パーティクルボード(particle board) 木材を砕片(チップ)にし、接着剤を混ぜて熱圧成形した人工の板で、チップボード(chip board)と
も言う。材の狂いは小さいが、水湿や剥離に弱い。また、商品名から「ホモゲン」とも言われる。
- パームピアスマット
- 椰子の実の繊維でつくられたマット類。
- ハイインパクトポリスチレン(HIPS)
- 無色透明で、酸、アルカリ、鉱油などに強い。ハイインパクトのものは、合成ゴムを配合して耐衝撃性を高めたもの。
- パイル地
- 表面に輪やけばを織りだした布地。
- パイン材
- マツ科の針葉樹でイエローパイン、ホワイトパイン等、いろいろな種類がある。脂(やに)や節が多いのが欠点。主に建材として使われる
が、カントリー家具の素材として人気が高い。
- パイン集成材
- パイン(マツ科の針葉樹)の木材を同じ繊維方向に接着させながら一定の厚さに成形した板。無垢板としての欠点を除去し、曲がり、よ
じれが生じにくい、均質で長大な材を作ることが出来る。
- ハニカム
- 蜂の巣状の構造をした芯。主にサンドイッチパネルの芯材に使用される。
- ハニカムコア
- ハニカムコア(honeycomb core) 厚紙を蜂の巣状に加工した練り芯。フラッシュパネルの芯材として用い、軽量で強度ある幅広なパネ
ルを作ることが出来る。
- パンチングメタル
- 円、三角、四角など小さい穴を規則正しく開けてある鋼板。
- 帆布
- 縦・横糸に太番手のより糸または引きそろえ糸を使用して密に織った厚地の平織物。(帆、テント、布靴地など)
- ヒアルロン酸
- 関節液・硝子体・皮膚に多く存在するアミノ酸とウロン酸からなる複雑な多糖類の一種で、保水性に優れる性質を有する。
- PVC樹脂
- ポリ塩化ビニルを参照。
- PMMA
- メタクリル樹脂(methacrylate resin) 看板、照明器具等に使用される。アセトンと青酸あるいはイソブチレンとメタノールから誘導され
るメチルメタクリレート(MMA)の重合によって製造される。
- POM樹脂
- ポリアセタールを参照。
- 平織り
- 織物の基本組織のひとつ。縦糸と横糸を交差させて織る方法。
- ブナムク材
- ぶな 【椈 ・ 山毛欅】(japanease beech) ブナ科の落葉広葉樹。薄いピンクがかった白っぽい木肌で、特徴として全面に小さな斑(ふ)
が入る。乾燥をきちんと行わないと、曲がり、よじれなど狂いを生じる。イス用材として有名で、曲げ加工に適している。
- 粉体塗装
- 無公害化、省資源化の点で注目を集めている塗装法。塗装するものに高電圧をかけて粉末の塗料を付着させた後、焼き付けを行う。
粉末の塗料なので溶剤の気散が無く(無公害)、塗料の回収が可能(省資源)である。塗膜を厚くできるので塗膜強度は高い。
- 粉体塗料
- じて硬化剤、添加剤、フィラーなどを配合し、均一に加熱混練された分散体を冷却後、所定の粒度に微粉砕、そして分級された粉末の
塗料です。
- ヘアーライン仕上げ
- ステンレスの表面に髪の生え際のような繊細な線を出す仕上げ。
- 別珍
- もめんで織ったビロードのこと。柔軟な手触りで光沢があり、服地・たび地などに使用される。
- PET
- ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールを出発原料とするテレフタル酸ジメ
チル法(エステル交換反応)、あるいはテレフタル酸とエチレングリコールを出発原料とする直接重合法(直接エステル化法)によって得
られるビスヒドロキシエチルテレフタレート(BHET)の重縮合体。PBTと同じ結晶性の熱可塑性飽和ポリエステル樹脂のひとつ。未強化
グレードと強化グレードに大別され、前者はオーディオやVTRなどの磁気テープ、清涼飲料、調味料、洗剤等の各種容器に使用されて
いる。一方、後者はガラス繊維強化グレードとして各種工業部品に使用されている。
- ボア
- 毛皮に似せて作った織物。
- ポリアセタール(POM)
- ポリアセタール(polyacetal) ホルムアルデヒドの重合体。バランスのとれた機械的性質をもち、特に耐疲労性に優れた結晶性の熱可
塑性樹脂。電気・電子、事務機器具、自動車等の部品に多用される。
- ポリアミド
- ポリアミド(polyamide) 酸アミド結合の繰り返しによって主鎖を構成する結晶性高分子の総称で、一般的にナイロンと呼ばれている。ナ
イロンは強靭で耐摩耗性や耐薬品性等に優れ、溶融紡糸した合成繊維は絹の感じをもち、婦人服や靴下等に使用されるほか産業資
材にも利用されている。また、エンジニアリングプラスチックとして成形品にも用いられている。
- ポリウレタン(PUR)
- 主鎖中にウレタン結合をもつ重合体の総称。合成樹脂、合成ゴム、合成繊維、接着剤、塗料などに使用される。
- ポリウレタンフォーム
- ポリウレタン樹脂を発泡させ成型したもの。硬質ウレタンフォームは断熱・保冷材料として車両、船舶、冷凍機器、電気冷蔵庫、自動販
売機等に、軟質ウレタンフォームは輸送車両シート及び家庭用ソファー、ベッド、マットレス等のクッション材料として使用されている。
- ポリエステル
- 多塩基酸と多価アルコールとの縮合体によって得られる高分子化合物の総称。なかでもポリエチレンテレフタート(PET)は電気絶縁性
、耐熱性に優れ、VTRの録画用テープやボトル材料などに使用される。
- ポリエステル化粧合板
- 合板の表面をポリエステル系の合成樹脂で成形した内装用の合板。単にポリ板、ポリ合板とも言う。
- ポリエステル繊維
- ポリエステル繊維(polyester fiber) テレフタル酸あるいはDMTとエチレングリコールによって製造されるポリエチレンテレフタレート樹脂
を溶融紡糸した合成繊維。綿に代わるものとして衣料品、産業用に最も多く使用されている繊維。
- ポリエチレン樹脂(PE)
- ポリエチレン(polyethylene) 石油化学製品を代表する熱可塑性樹脂。エチレンを重合させて製造されるが、一般的にその密度が0.94未
満のものを低密度ポリエチレン、以上のものを高密度ポリエチレンという。低密度ポリエチレンはフィルム、ラミネート、電線被覆などに使
用され、高密度ポリエチレンは洗剤や灯油缶等の中空容器、フィルム、コンテナー等に使用される。
- ポリエチレンフォーム
- ポリエチレン樹脂を発泡させ成型したもの。
- ポリ塩化ビニル(PVC)
- 塩化ビニル樹脂(vinyl chloride resin) エチレンと塩素を原料として製造される塩化ビニルモノマーを重合して得られる代表的な熱可塑
性樹脂。水道用等の各種パイプ、農業用フィルム、レザー、電線被覆、雨樋、その他各種成形品として広範な用途をもつ。
- ポリオキシメチレン(POM)
- ポリアセタールの一種で、引っ張り強さ・耐疲労性・耐候性・耐薬品性などに優れたプラスチック。合成繊維や、機械・自動車部品として
利用される。
- ポリスチレン(PS)
- スチレンの重合体で、無色透明の熱可塑性樹脂。耐熱性、電気絶縁性に優れ、容器、高周波絶縁材などに使用される。
- ポリプロピレン(PP)
- ポリエチレンと並んで石油化学製品を代表する熱可塑性樹脂。自動車や電気・電子部品、包装用等のフィルム、コンテナー、日用品、
注射器等広範な用途をもつ。プロピレンを重合して製造さ
れる。
- ポリカーボネート(PC)
- ポリカーボネート(polycarbonate) ビスフェノールAとホスゲンを原料として生産される耐衝撃性、寸法安定性に優れた非結晶性の熱可
塑性樹脂。電気機器やカメラ等の部品に使用される。
マ
- 幕板
- 机などの脚の間をふさぐ板、または板囲いその他の構造物。
- メタリック塗装
- 表面の光沢が金属的な塗装。
- メラミン樹脂(MF)
- アミノ系樹脂の一種で、メラミンとホルムアルデヒドとの縮合で得られる熱硬化性樹脂。耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、電気絶縁性に
優れ、化粧板、食器、接着剤、塗料などに使用される。
- メラミン板・メラミン化粧合板
- メラミン板(melamine board) メラミン樹脂で表面処理したフェノール樹脂板のことで、とても硬く、耐熱性、耐薬品製に優れる。傷がつ
きにくいことからテーブルの甲板として使われることが多い。デコニ、パネライトなどの商品名で知られる。
ヤ
- 焼付塗装
- 塗料を塗ってから高温で塗膜を形成させる塗装。通常100℃以上を焼付という。
- ユニクロメッキ
- 下地に電気亜鉛メッキを貼り、フッ化物を含んだ溶液でクロメート処理を施す。クロメート被膜の色はシルバーで、耐食性は有色クロ
メートよりやや劣る。
ラ
- ラミン材
- ラミン(ramin) 東南アジアに産するジンチョウゲ科の広葉樹。やや重硬で均質な材で、乾燥・加工は容易。表面の仕上がりも良好。家
具の表面材や引出しの側板。建築の床板、廻り縁、建具材に利用される。
- ラワン合板
- ラワン(lauan) フタバガキ科の樹木の総称。南洋材の代名詞のようになっている。材の色により赤ラワン、白ラワン、黄ラワンに大別さ
れる。多くは合板(ラワン合板)に用いられるが、建築用造作材、家具・建具材など幅広く用いられる。
- レーヨン
- 人絹。またはそれで織った布地。